セックスをしない援交

パトロンが欲しい今の人間は、だんだん人間以外のものの奴隷になって来ている。ビジネスシステムや組織やITネットワークがまず発明され、これがほとんどの付加価値を生産し、そのために必要な単純労働を人間にやらせている、と言うのが現実だ。だから人間の労働は極限まで値切られる。ワーキングプアーや非正規労働者はこのシステムの奴隷だ。最も生物らしい行為、セックスさえ機械的になっていて、セックスしなくても援交がなりたつ。私は子供、まだ世のけがれを知らない子供、でもある程度の事は知っている、大人と子供のボーダー。小学生高学年の女の子である、私は。世の大人は金の奴隷、ビジネスモデルの奴隷、金のためには人などなんとも思っていない。しかし普通の人間は中途半端な優しさと中途半端なエゴイズム。普通の状態であれば災害ボランティアにも駆け付け、スマホ歩きをしていて、周りに危険な人間にも耐えている。しかし、自分自身のリスクが最大化すると、そんなことは忘れ、完全なエゴの塊に変化する。それは腹が据わっていないからだ。そんな大人の世界を見て、お金以外のものが人間を引き付ける事が出来るのかやってみようと、私は援交をしてみることにした。お金はもらう、しかしセックスはしない。果たしてこれが通用するのか。私は発育が遅いのかまだ女の体になっていない。胸も平らだ。下半身に毛も生えていない。顔はまだ本当の子供だ。身長も引くせいか低学年に見える。スマホを使って誘いを待つ。いくつかメッセージが来る。会って見る。相手はちょっと驚く。あまりに子供だからだ。「セックスしない援交よ」と言う。「じゃあどうする」と聞いてくる。「話すだけ」」と答える。それでいいよと云う男と、それでは要らんと言って帰る男がいる。余りにも私の外見が子供なので腕を組んで歩くことも出来ない。親子を装うしかない。デパートや遊園地にも行った事がある。でも、言える事は、そうゆう男は寂しい。人間を人間として扱わないさみしさ故に、小学生相手に話をするのだ。ホ別苺ホ別イチゴ

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