お金くれるパパ
「今日、何の日か覚えてる。」「何だろう。付き合った記念日かな。」「それは、来月。」「じゃぁ、何だろう。」「もういいです。」私の誕生日を忘れた彼氏なんか大っ嫌い。私は何も言わず自分の家に帰ろうとしました。
帰り道、夜ということもあって人通りは少なかった。そんな中で私は泣きながら帰ると一人のおじさんに声をかけられました。「どうしたの。彼氏と喧嘩でもしたのかな。」私は無視してその場を去ろうとしたらおじさんは後を付いてきました。「ごめん、ごめん。君さ、パパ募集してないかな。パパ募集していたらおじさんは立候補になりたいな。そしたら欲しい物とか買ってあげるよ。」「ヴィトンの財布。」「いいよ。」私はイライラしていたこともあってパパ募集していなかったけれどこの際、私が欲しかったプレゼント買ってくれるなら誰でもいいと思いました。おじさんは約束通りヴィトンの財布を買ってくれました。「キスしてくれたらまた買ってあげるよ。」私はキスをしました。彼氏への裏切りかもしれないけれど誕生日忘れる方が悪いと、自分に言い聞かせました。
おじさんと解散した後、家の前には彼氏がいました。「ごめん。プレゼントようやく届いたから届けにきた。誕生日忘れてたわけじゃないよ。」私は彼氏のことを信じられなかった自分に後悔しました。でも、Hをしたわけではないからいいよね。と、自分に言い聞かせました。彼氏からのプレゼントはルイヴィトンの財布でした。私はパパから買って貰ったものを質屋に売ろうと思いました。パパとの関係どうするか考え中です。
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